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かぶら寿司

「かぶら寿司」は、塩漬けしたブリを、スライスしたかぶら(カブ)で挟み、米麹で漬け込んで10日ほど熟成させた、「なれ寿司」という漬物の一種です。乳酸菌が豊富で腸によく、悪酔いしにくいので、お酒のお伴としてはとても理想的です。

金沢市南部やお隣の野々市町で生産されているクセの強く少し硬い「青かぶら」が使用されていましたが、最近は収穫量も少なく、味わいもさっぱりとしてクセの少なので「白かぶら」で作られることも多いようです。青かぶらと白かぶらを掛け合わせた「百万石青かぶ」なども使われます。

大根で作る大根寿司もよく食べられています。江戸時代後期に、漁師が正月に近隣にふるまったのがはじまりとも、藩主が温泉地で食べたのがはじまりだとも言われています。また、武士にしか許されていなかった贅沢品のブリを、こっそり食べるためかぶらにはさんだ、という説もあり、定かではありません。

なれ寿司はその名の通り、「馴れ(なれ)」つまり「漬かる」時間が短いため、熟成が早く劣化しやすいので、漬かったら3日~一週間程度で召し上がるのが理想です。

見た目の美しさと、口の中に広がるうまみと渋みが大変魅力ですが、少々値がはるのがネックです。昔は武士や富裕層の口にしか入らなかったらしく、庶民向けに大根で作った「大根寿司」も長く愛されてきました。金沢の居酒屋などではリーズナブルな大根寿司も多く扱われています。

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