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コンカイワシ

「小糠(こぬか)いわし」もしくは「米糠いわし」がなまって「コンカイワシ」と呼ばれるようになった、金沢の家庭で愛される保存食です。

福井や京都ではサバで作り「ヘシコ」イワシで作ると「イワシヘシコ」と呼ばれています。米糠で漬けた発酵食品で、イワシのウロコ、内蔵、頭を取り、塩をたっぷりつけて二日ほど漬けこみ、しっかり水気を切ります。米糠・塩・味噌・しょうゆ・いしる(魚汁)やなどでぬか床を作り半年ほど漬けこんで作ります。

金沢でも、イワシ以外でもサバ・フグ・ニシン・カワハギなどでも作られ、それぞれ「コンカサバ」などと呼ばれています。

糠に使っている間は乳酸菌の働きで腐食しませんが、元は生魚ですので、糠から出したら早めに召し上がるのが得策です。一番ポピュラーな食べ方は、糠を軽く落として軽くあぶる方法です。チーズのような芳醇な香りと、しっかりした濃い目の味でご飯のお伴として大変優秀です。ちびちび食べながら熱燗もよいのですが、細かくほぐして、おにぎりやチャーハンにもお茶づけにしても最高です。

よくあらって糠をおとし、うすめの刺身に切って、酢で食べても大変おいしく、酢のものなどにも大変合います。洋食に使っても違和感なく、アンチョビ代わりにパスタやピザにのせても絶品です。

また、白菜の漬けものや大根などの野菜とコンカイワシを一緒に煮た「ベカ鍋」も郷土料理として有名です。関東ではまきの緩い白菜と同種アブラナ科の野菜で「べか菜」というものがありますが、金沢のベカ鍋は、「明日もたべっか」がなまったともいわれています。

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